中垣内祐一が農業会社代表に!元バレー選手の転身理由と人気米を徹底解説!

バレーボール界の伝説的存在、中垣内祐一氏が農業経営者として新たな一歩を踏み出し、大きな反響を呼んでいます。

かつて日本代表選手として、そして監督として輝かしい実績を残した中垣内氏。

彼はなぜ農業の世界に足を踏み入れたのでしょうか。

また、彼が手掛ける注目のブランド米とは一体どのようなものなのでしょうか。

本記事では、中垣内祐一氏の意外な挑戦について詳細に迫ります。

目次

中垣内祐一の農業会社代表就任

出典::Instagram

中垣内祐一氏が舵を取る農業法人「株式会社農好社」は、福井県福井市に拠点を構える企業です。

江戸時代から脈々と受け継がれてきた米作りの伝統を引き継ぎ、2020年に法人化を果たしました。

中垣内氏は2022年11月に代表取締役の座に就き、33ヘクタールという広大な農地で稲作に励んでいます。

耕作する田んぼは33ヘクタール。東京ドーム6、7つは優に超える広さを中垣内も含めた4人で管理しており、今後どんどん拡大していく見込みだという。

引用元:NumberWeb

農好社の特筆すべき点は、安全性と品質にこだわり抜いた米作りを通じて、日本の食文化の発展に寄与するという理念のもと、特別栽培米の生産に注力していることです。

化学肥料を一切使用せず、農薬の使用も最小限に抑えた栽培方法を採用しています。

中垣内氏は、農業経営者としての役割に加え、福井工業大学で教鞭を執るとともに、バレーボール関連の仕事も継続しています。

彼自身が「三足のわらじ」と表現するほど、多岐にわたる活動を精力的にこなしています。

元バレー選手から農業経営者への転身

出典:Instagram

バレーボール界のスター選手として名を馳せた中垣内祐一氏が、なぜ農業の道を選択したのでしょうか。

その背景には、彼のルーツが深く関わっています。

中垣内氏は1967年、福井市の米農家の家庭に生を受けました。

幼い頃から農作業に親しみ、小学生の時には本格的な農機具の操作も経験したそうです。

大学進学を機に故郷を離れましたが、20代の頃から「50歳を迎えたら福井に戻り、家業を継承する」という思いを抱いていたといいます。

「家業ですからね。50歳になったら実家に帰って農家を継ごうと20代の頃から決めていました。(実際に農業に携わって)もう2~3年になるかな。代表監督の頃からたまにトラクターに乗っていたから、フィリップ(・ブラン)には『代表監督でファーマーなのは、世界中でお前ひとりだけだ』と言われていました(笑)」

引用元:NumberWeb

中垣内氏にとって、農業への転身は運命づけられたものだったと言えるかもしれません。

彼は自身の決断について、「漠然とではありましたが、若い頃から、50歳を節目に福井に戻り、地元で生きていきたいと考えていました。

現在の状況は、ほぼ私が描いていた通りの展開です」と述べています。

2021年の東京オリンピックで日本代表監督を務めた後、中垣内氏は30年以上勤めた会社を退職し、故郷の福井に帰郷しました。

周囲からは「惜しい決断だ」「なぜこのタイミングなのか」と疑問の声が上がったそうですが、彼の中では長年温めてきた計画だったため、迷いはなかったと言います。

中垣内氏は、バレーボールで培った「常に挑戦し続ける」精神を農業にも活かしています。

「これもまた、新たな挑戦の一つなのだ」と語る彼の言葉からは、未知の分野でも自ら目標を設定し、それに向かって着実に前進する姿勢が感じられます。

人気ブランド米「日(NICHI)」の特徴

出典;Instagram

中垣内祐一氏が立ち上げた米ブランド「日(NICHI)」は、安全性と個性的な味わいを兼ね備えた特別栽培米として、消費者の間で評判を呼んでいます。

育てる米は化学肥料を使わず完全有機肥料を用いて農薬をギリギリまで減らしてつくる特別栽培米。夏場は雑草も伸びるので、いくつあっても手が足りず、大学の夏休み期間は一日中田んぼで農家として勤しむ日々。

引用元:NumberWeb

このブランド名には、三つの意味合いが込められています。

  1. 日本を代表する高品質な米を生産したいという願望
  2. 日の丸を背負ってバレーボールに打ち込んだ情熱の象徴
  3. 「中が一」という文字の形状が、バレーボールコートを連想させること

「日(NICHI)」ブランドでは、以下の品種を主力商品として生産・販売しています。

  • いちほまれ
  • ふくむすめ
  • コシヒカリ
  • ピカツンタ

中垣内氏が追求するのは、平均的な味わいではなく、際立った特徴を持つ米作りです。「極端であればあるほど良い。個性が強ければ強いほど価値がある。

消費者の好みに正確に合致するような米を生産したい」と語る彼の言葉からは、他の追随を許さない独自性を持つ米への情熱が伝わってきます。

特に注目を集めているのが、「ピカツンタ」という品種です。

これは福井県立大学創造農学科との共同研究により開発された新品種で、コシヒカリを基に改良を重ねて誕生しました。

通常の米よりも粒が大きく、食べ応えのある食感が特徴です。

また、「ふくむすめ」は「ミルキークイーン」と「ピカツンタ」を掛け合わせて生まれた品種で、もちもちとした食感と大粒が特徴となっています。

これらの特徴的な米は、オンラインショップや提携販売サイト「ソラミドごはん」などで購入することができます。

中垣内氏は、米作りへの思いを次のように語っています。

「美味しくて高品質な米を生産し、消費者に喜んでいただくこと。農業を持続的に営むには、このようなものづくりの本質を大切にする心が不可欠です」。

この言葉からは、単なる利益追求ではなく、消費者満足を最優先に考える姿勢が垣間見えます。

さらに、2025年5月には、中垣内氏の農業法人「農好社」と地元の酒販店「リカーワールド華」、「伊藤酒造」が協力し、自社生産の「あきさかり」を原料とした日本酒「農業好きが集まる社(やしろ)から生まれた純米酒」を発売しました。

これは、農業と地域の伝統産業を融合させる新たな試みとして注目されています。

まとめ

中垣内祐一氏の農業会社代表就任は、バレーボール界の英雄が全く異なるフィールドで新たな挑戦を開始したという点で、多くの人々の関心を集めています。

彼の転身は、長年心に秘めてきた故郷への愛着と、家業を受け継ぐという使命感に基づいた決断でした。

「日(NICHI)」ブランドの特別栽培米は、中垣内氏の情熱とこだわりが結実した製品です。

バレーボールで培った「挑戦し続ける」精神を農業に応用し、安全性と個性を兼ね備えた米作りに全力で取り組んでいます。

中垣内氏の農業への取り組みは、まだ始まったばかりです

しかし、彼のバレーボール選手・監督としての豊富な経験と、農業に対する真摯な姿勢は、今後の日本の農業界に新たな可能性をもたらす潜在力を秘めています。

これからの中垣内祐一氏と株式会社農好社の挑戦に、さらなる注目が集まることは間違いないでしょう。

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